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ギャラリーの特徴

その名のとおり、ガレージのようにシャッターのみで扉がなく、道ゆく人々から展示空間が見えるようになっています。ギャラリーは入りにくいという概念を払拭する、セミオープンスタイルです。間口約6.7m、面積約113㎡、天井高約3.5m、稼働式の壁面約4m×2.65m×2面という大空間。ホワイトキューブでありながら、天井と壁の間にスリットが入っており、風や光が差し込む自然共生型の環境です。クローズドな空間ではなく、街の風景の一部としてアート展示ができることがこのギャラリーの特徴です。また、天井高があり、間口が広く、接面道路からフラットにアクセスできるため、大型作品の搬入やインスタレーションの設営がしやすく、大型作品の制作・展示などにも適しています。

エリアの特徴

社寺仏閣、町屋などが並ぶガイドブックには載らなかった、もうひとつの京都、東九条。京都駅の南側にあり、崇仁地区という名前で知られてきました。2017年3月、京都市の「京都駅東南部エリア活性化方針」により、東九条地域を「若者」と「アートの実践」によって、活性化させる方針が打ちだされました。以来、この街は、猛スピードで新しいアートエリアに変化しようとしています。すでに、Theater E9 Kyoto がスタートし、2023年秋には京都市立芸術大学が移転、デジタルアート集団のシアター設立などが計画されており、街の風景も変わりつつあります。その街の一画で「ギャラリーGarage」がスタートしました。

ギャラリーGarageの視点

アートフェア、企画展などを数々経験してきた同時代ギャラリーが、さらに深みのある活動を目指すために、今回の企画ギャラリー開設に至りました。時代をアートが席巻しようとしていますが、まだまだ多くのアーティストやキュレーターが独立独歩で歩んでいける環境ではないと痛感しています。そこで、わたしたちは、さまざまなアーティスト、キュレーターに良い機会を提供できる場として、この空間を活用していきたいと思っています。オーディエンスがストレスなく入ることができ、多様なアートやアーティスト、キュレーターに出会うことができる。そして、アーティストやキュレーターが多くの人に見てもらえる機会となり、経験を積んでいく。その間には、作品販売によって相互に豊かさを分かち合うという場にしていきたいと思っています。

レンタルスペースとしては貸し出しておりませんが、企画・ポートフォリオは受け付けております。 作家だけではく、キュレーターからの連絡も受け付けております。詳しくは、メールでご連絡ください。